公務員の時事ネタ

山口県阿武町の給付金誤送問題から見る公務員の未来について、辞めたてホヤホヤの公務員が予想してみた

どうも!おじさんです。


今回は世間を賑わしている表題の件について、予想してよろしいか伺います。

問題の背景


さて、山口県阿武町は山口県の中でも島根県に近いほうに位置し、人口約3,000人の町です。

 

報道でも御存知のとおり、新型コロナウイルスで苦しんでいる住民税の非課税世帯に対して10万円を給付する事業において、誤って1世帯に4,630万円を振り込んでしまったようです。


その後、振り込んだ相手方もネットカジノで全額スッてしまったようで、さらに拗れていることが現在報道されています。

 

出納室は2名体制だったよう。手続きに不慣れな新人さんが業務を行っていたようで、フロッピーディスクと紙での振込依頼書を2重で銀行に依頼し、問題が起こってしまったとのこと。

 

推察される役場内の様子


実際に見たわけではありませんが、役場内はこんな感じだっただろうなと言うことは想像できます。

 

まず、阿武町人口ボリュームゾーンは団塊の世代である70歳代後半から80歳代前半が第一のボリュームゾーン。
ということは、まずネットでお金を送受するなどという発想が元からない世代。


そしてここが一番多いということは、団塊ジュニア世代もボリュームとしては多いけれども、近隣の大きい都市に出ていってしまったことも透けて見えます。

 

それのなにが問題かというと、4月中には固定資産税の納付書が発送されているはず。そうなると、土地や家屋の所有者である、ネットや口座振替の指定すらできていない人が出納室の窓口に現金をもって列をつくっている。

そんな様子が目に浮かびます。

 

担当の方も新人と出納室長の2人体制だったということは、窓口にお客さんが来るとまずはじめに新人がでる。

となると、この不慣れな振り込み業務を集中してできる環境ではない事もわかります。

 

そして、決裁をチェックしていなかったのか!という声もありますが、463件に対して10万円を振り込みますという決裁文書ではあるので、チェックはできているように思います。


今回の不幸なポイントはデータ内容に間違いないというところもミソで、それとは別に、システム的になんでしょうけど、振り込み依頼書も印刷されるという仕組みになっていて、データの最初に記載されている人(他何名)×10万円で総額4,630万円みたいな紙が印刷されるのではと予想できます。


チェックがあるとすれば、銀行に持っていく持ち物の確認チェックだったかもしれませんね。

なんでおじさんそんなコトわかるの?


おじさんが、00年代に税務の収納関係を担当していたときとシステムが全然変わっていないからです。


そろそろフロッピーディスクから別の仕組みに変更できないか銀行と協議した経験もあります。

やはり金融機関の都合でそれは実現できませんでした。税務側のシステムは対応していたんですけどね。


そして、ミスった経験もあります。その後異動した農政課で米の転作(米作から他の作物に転換したり作らないと補助金がでる仕組み)を担当していたときに、米を作っていないところに立ててもらう立て札のデータの作り方がわからなくてバラバラのデータ作成の依頼をかけてしまって機内内容がバラバラの表を作成してしまったこともあります。


おじさんもやらかし公務員でした。

 これから起こる公務員の未来


今回の件は不幸だったと言わざるを得ないですが、おじさんよりも半分の年齢の子がフロッピーディスクなんて見たことないし、もうすでにおじさんが市役所で担当していたときより変化していて、携帯電話でも現金の送金ができる時代になっています。


今後、マイナンバーと口座を紐付け振り込みできる仕組みもできるそうな。

まだまだ公務員の世界は旧時代的です。先端のテック企業とかの人が見たら原始時代と思われるようなw

安定などと言われて久しいですが、これからの公務員はルーティーンワークなどはAIに変わっていき、そして人類の歴史が狩猟生活から農耕生活に変わったように、旧来の仕組みを今の時代にマッチさせて各市町村を回るようなジョブ型の雇用も進んでいくように思います。そして、持ち得るスキルも真面目で堅実な職員よりも、先端の情報を仕入れてそれを使いこなせるような人材が求めていくようになるのではないでしょうか。

おじさんの妄想も含まれていると思います。これから公務員を希望する方は頭の片隅にいれておいていてもいいのではないでしょうか。

それではまた!
 

  • この記事を書いた人

さとあつ

どうも!さとあつといいます。 公務員(市役所)生活19年でピリオドをうち、田舎町にビール醸造所をつくるべく活動している40代のおじさんです。 公務員の実情と創業までの道のりを発信します。 読んでくれると二日酔いが軽くなる!かも。

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